今日は、ニューヨーク在住のお客様:木場広実さんからのお便りを紹介させて頂きます。 広実さんのお母様が、我らがマダム順子のお友達でいらっしゃる縁で、日本に帰国された時、お母様、ご主人のスティーブンさんの3名様でいつもお泊りに来て頂いております。 KibaFamily with our Lady Junko of April 14th, 2010.
2年前の4月に撮影した写真を2枚が再登場いたします。 まず写真上は、4月16日撮影分で、マダム順子も参加しております。 ソメイヨシノの終盤頃で、対岸の山桜が満開、左側のコブシの木には新緑が見られます。
それでは、広実さんとのメール交換の中で知った昨年の緊急帰国の心温まるお話です。
「昨年は大変な年でした。 そういえば、実は、10日間、あの地震の直後に、母に会いに帰国していました。 母の方は、4月に姉妹とニューヨークへ来る事になっていたので、
帰ってこなくていいよと言っていましたが、やはりひとりで居る母のことが心配で顔を見に行きました。。。 空港や節電からの混乱で、成田行きの臨時便で名古屋まで行くのに、3日かかり一晩成田空港で寝たのを覚えています。。。 」
「私も、同僚達に、『何故、今、わざわざ日本へ行く?』みたいなことを言われましたが、『もしあなたの家族がそこに居たら、あなたは家族を見放すの?』と聞き返したら無言でした。。。
それとか、日本から戻ってきた後に、『放射能汚染されていないのか?』と言われた日には、『あなたのコメントは無神経過ぎる。もし、自分の国に同じ事が起こって、同じ事を言われたら、あなたはどう感じる?』と言ったら、平謝りされました。
親ひとり子ひとりの家族なので、母のことで後悔したくないのです。 スティーブンも、私が急遽日本へ行く事を決めた時、『こうしてテレビで、日本が壊れて行く様子を観ながら、君のお母さんが大丈夫だろうかと心配して何も出来ない状況は、耐えかねられないだろうから、君は行った方がいい。』と言ってくれました。
でも、もしかしたら、家族ひとりを亡くすだけでなく、私を行かせる事で、家族ふたり亡くすかもしれないと、私の帰国に賛成してくれたものの、かなり心配だったようです。。。 それでひとり淋しくなって、気紛らわせの為に、ハーブを大量に買ってきて育ててました。(笑)
私が日本に居る間、スティーブンの日本語の上達のおかげで、母の携帯へ日本語でメールをしてくれ、まめに連絡を取り合っていました。 母はただただ感心していましたが、これもスティーブンがウチの母とコミュニケーションを取る為に始めてくれたことなので、改めて主人に感謝デス。。。 そんなこんなで、今回は、『一ヶ月間帰る!』と張り切ているのは、特に、スティーブンの方でした。。。」
広実さんとスティーブンさんのお母様への優しい思いやりがしみじみと伝わってきますね。 広実さん、素敵なお話をありがとうございます。 広実さんご夫妻は今年5月に帰国され、山林舎には大ファミリーで6月にお越し頂く予定です。 スティーブンさんは大の釣り好き。 櫛田川でのアマゴ釣りを毎回、とても楽しみにしておられます。 写真上は、そのスティーブンスさんの釣り風景です。(H22年4月15日撮影) 川がきれいですね。 木場ファミリーの皆さん、6月のお越しを楽しみにお待ちしております。 ありがとうございました。 Steven enjoyed fising on April 15th, 2010.
もう一つ、震災に関するお話です。 歌手の八神純子さんをご存知だと思いますが、広実さんと同じく国際結婚し、米国に住んでいます。 私は彼女と同じ名古屋の英語専門学校に通っていたことがありました。 当時、彼女はまだセミプロの段階でしたが、ラジオのDJなどもしていて結構有名人でした。 よくホールなどで、たくさんの人に囲まれて、ギター片手にきれいな歌声を響かせていたものです。 文化祭の時には、彼女のピアノの弾き語りに感動したことが思い出されます。 子育てを終えた八神さんがまた日本国内で歌手活動を再開するとのことで、最近テレビで拝見。 彼女も、大震災の直後、ご家族や友人たちの大反対を押し切って、ハワイ経由で何日もかかって帰国したそうです。 この時ほど、日本が愛おしいと思ったことはなかったと話していました。 その後、様々な復興支援活動を続けてくれているとのこと。 八神さん、ありがとうございます。 音楽活動でも、また輝きを放たれることを願っています。
写真上は、本日の『高見山』(標高1248.9m)です。 山林舎庭園の東側にある田んぼ跡から、お昼過ぎに撮影しました。 曇天をバックにしているのであまり目立ちませんが、日が当たっているところだけは真っ白に輝いていますね。 実際は全体が雪と樹氷で真っ白でした。 『高尾山』(標高1000m)の頭部にも樹氷が見られました。 Today's Mt. Takami covered with snow and hoarfrost.
本日の波瀬: 深夜は星空で、風は少々。 気温は-1℃まで下がっていました。 ところが、朝になったら、どんよりと曇り、強風と雪舞う天候に様変わり。 午前10時でも0℃。 雪はお昼前には止みました。 お昼過ぎから晴れてきても、気温は0℃と上がりませんでした。 午後8時半すぐには-2℃まで下がっています。 風はあまりありません。 明日もまだ冬将軍が活躍しそうです。 積雪は全くありませんが、高見トンネルを通られる方は、一応、滑り止めを準備なさって下さい。
本日の櫛田川: 午前10時に眺めた川は薄茶色に濁っていて、びっくり! 徐々にきれいになってきていたところでしたのに… 工事でもあったのでしょうか? でも、その濁りが夕方には見事に回復していたのには、再度びっくり! 昨日よりもきれいな流れに戻っていました。 でも、不思議な現象でした。 アマゴ漁を楽しみにされていらっしゃる方、ご安心下さい。 写真上は、先ほどの写真の中でスティーブンさんが釣りをされていたのと同じ場所です。 Today's Kushida River before Sanrinsha. It had been muddy during daytime. It was back to be clean at the evening.
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