「大野さんの山の日記 - 千石山ズームイン」

本日のたよりは、大野弘さんが『千石林道』で撮影された『千石山』の表情をお楽しみください。 大野さん、ご案内をお願い致します。
台高の山にも初冠雪があり、気もそぞろ、早速気軽に撮影に出掛けられる千石谷へと12月17日向かいました。 蓮川の源流部にあたる千石山は、台高山脈の中では最深部になり、通常は明神岳からのルートになります。
従って、冬のシーズンは日帰りでは余程の健脚でなければ踏む込むことが出来ない厳しい山ですが、地図にはない千石林道を最後まで詰めて急登の尾根から辿り着くマニヤ向けコースもあります。ただし、途中の林道崩落が激しく厳しいルートと言わざるを得ませんので、山の経験が豊富な登山者でなければ冬はお薦めできません。 それだけに、趣のある雰囲気に浸れますが、雪の多さや烈風による厳しい環境に覚悟が必要です。 大野弘」
「写真上: 蓮林道車止めから30分ほどの所にある、この場所は千石山が一望できる、自分の撮影場所で、ウシノシッペイがモチーフになって大パノラマが展望できます。 ワイドレンズ31mmで撮影」

「写真上: レンズを交換し75mmで撮影、上層部は風が強く雲が早く流れて行きます。 左のシャッポ山の上に太陽が昇るのを待ってシャッターを切ります。
」
「写真上: ズームレンズに交換120mmでの撮影、斜面の雪の表情が山の厳しさを感じさせ、又奥深さも漂わせています。」
「写真上: 150mmにズームアップ、この写真では陽があたっているところと、影の境目の尾根が登山ルートになります。 又、千石山頂上直下へのルートもありますが、何れも冬場は厳しい登山になります。」
「写真上: 180mmにズームアップしました。 樹林帯に動物がいれば判別できそうな画像になりました。」
「写真上: 230mmに更にアップしましたが、千石山は、別名『奥の迷い峰』とも呼ばれ、台高山脈縦走路の迷いやすい分岐点でもあります。 左へ行けばシャッポ山になり、頂上直下を後ろ側へ降りてアカクラ山から池小屋山へのルートです。」
「写真上: 300mmにアップしてみると迫力がありますね。 カメラで覗いていると手の届きそうな感じさへ致します。」
「写真上: 更に倍の600mmでは、人が見分けられるほどの風景になりました。 千石山と笹ヶ峰の間には瀬戸越道があり今は廃道になってしまいましたが、昭和の初期まではこれが奈良に抜ける蓮の人達の生活道路だったと聞いています。 車社会の現代からすると感慨深いものを感じます。」
本日の波瀬: 午前2時で4℃、午前6時で何と!10℃!!! 曇天で、時折、お湿りのような雨が昼間にはありました。 昼間の気温は13℃。 湿度がすこぶる高いです。 午後11時を過ぎても、12℃と高い気温が続いています。 本当に12月下旬でしょうか…
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