「大野弘さんの飯高だより - 赤桶(あこう)の神話と轢死」
本日のたよりは、『大野弘さんの飯高だより』をお届けいたします。 赤桶まで足を伸ばされたようです。 大野さん、ご案内をお願い致します。
イラスト by 『かっぱずん』。
「写真上と下: 神話の時代は 閼伽桶(あかおけ)の庄と呼ばれ、霊験あらたかな水を此処から運んだ地だと日本書紀に出ています。 しかしながら現在の地名は何故か赤桶(あこう)になっています。 閼伽桶とは古語辞典では、ご神水を入れる桶のことと説明しています。」
「写真上: 伊勢と大和の国境は地図のない神代の時代はどうしていたのだろうか? 言い伝えとしてこの看板に神話として説明しています。それは、」
「写真上: 水屋神社の裏手付近に流れる川は櫛田川(川俣川かばたかわ)ですが、その中程に天照大神(あまてらすおおみかみ)が投げ込んだツブテ石と言われているのがこれです。 直径は3mたらずです。 が、天照大神は凄い怪力の持ち主だったのでしょうか?」
「写真上: さて天照大神は伊勢の領土は何処までかと訊ねたのですが、誰も答えられるず、ならば川俣川に笹舟を浮かべ、石を投げ込んで、その笹舟が辿り着いたところを伊勢領としようと、何ともいい加減な荒っぽい神様だったのでしょうか。 結果笹舟は舟戸まで押し寄せ、大波は高見山に到着したので、大和と伊勢領の境は高見山迄になったとか。 そして、途中の加波、波瀬などの地名はその大波の姿で付いたと解説してあり、笹舟が辿り着いたところから舟戸と地名が決められたと言われています。( あくまでも神話の世界です)」
「写真上: 天照大神が白馬にまたがって現れたと言われているのが珍布峠(めずらし峠)と言われている由緒ある峠で、近代まで、参勤交代や旅人が利用していた重要な街道だったのですね。」
「写真上: 珍布峠の看板には、古道紀州街道と説明書きがあり、ツブテ石や峠を見て回るハイキングコースとなっています。」
「写真上: 多くの旅人が利用していたこの紀州街道は、人もまばらな寂しいところもあったのでしょう。 そんな所に旅人を癒やす茶店が有ったと紹介しています。」
大野さん、赤桶の神話や歴史を紹介して頂きまして、ありがとうございます。 日本書紀にも出てくる地域です。 ぜひ、太鼓のロマンを求めて、散策なさって下さい。 大野さん、貴重な情報と素敵な写真をありがとうございました。 次回の作品も楽しみにお待ちしております。
写真上: 大野弘さんの写真展が今、山林舎の対岸にある『波瀬駅』にて開催されています。 テーマは『秋色鮮染』で、秋色に染まった素敵な風景が展開しています。 11月13日まで飾られます。 ぜひ、ご覧になって下さい。
波瀬駅 ☏0598-47-0828 影響時間:午前7時30分~午後4時 水曜定休
https://www.iitakaeki.com/facilities/category/haze/
本日の波瀬: 深夜19℃で雨は止んでいました。 が、朝にはまた雨へ。 午前10時で21℃と少し高め。 昼間は22℃でした。 湿度がすこぶる高い1日でした。 お昼過ぎには雨も止み、夕方には晴れ出しました。 網戸にしていると、虫さん達の大合唱が聞こえてきます。 涼しくなってきました。 午後11時すぎには17℃まで下がってきました。 明日はお天気になりますよう…☆☆☆
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