本日のたよりは、久しぶりに届いたpiccoloさんの山からのお便りをご紹介致しましょう。 滅多に見られないものです。 piccoloさん、ご案内をお願い致します。
「9月24日 大峯方面へ出かけてきまして下山時に標高1100m付近の国道を歩いていましたら、道路脇斜面から“バサバサ”と聞こえたので斜面を見上げると、3m程上に猛禽類の鳥の姿が見えました。 しかしそこはコンクリで塗り固められた法面で、落石防止網も張ってありその僅かな隙間に上から落ちて来たと思われます。
隙間の広い方へ追い込めば逃げられるかと思い網に登りましたが、無理に飛び立とうとすると翼幅が1m程あるので法面と網に当たり怪我する恐れもあるので、無理しない方が無難かと撮影後20分程様子を見たあと、可哀想だなと思いながらも対処できないと思いその場を去りました。
帰宅した夜、私どもの掲示板にこの件を掲載した所、25日夕方、げんげ堂さんから“奈良野鳥の会に連絡されれば対応してくれると思います。鳥は、オオタカだと思われます。”との書き込みをいただき、夜に野鳥の会に写真を送付すると、翌26日朝には返事があり”クマタカと思われます、急ぎ奈良県の行政に連絡して下さい”との事でしたので、すぐ連絡しましたが“怪我していない様子と言う事と、目撃して2日経過してるので現状はどうなのかハッキリしない”との事で動いてくれませんでした。
写真を見て調べているとまだ幼鳥だと言う事も判明、その写真からは猛禽類なのに何か悲しげな目!30日頃には台風24号も近畿を通過する恐れもあるので、29日、脱出したかもしれないが救出装備を持参して行く事にする。 今回の件では、山友さんの助言や協力あっての事と感謝しています。
救出レポが長くなりますので、私共のブログをご覧ください。
静かなお山の森歩き~♪→ https://ceruto.exblog.jp/ 」
「写真上: 24日発見時、悲しげな目が…。」
「写真上: 29日、この週は雨も降っていたので濡れて、飲まず食わずでよく耐えていました。」
「写真上: 麻袋を被せる時一切暴れる事もなく、救出されるのを待っていてくれたのかな。」
「写真上: 麻袋を取るとショック状態だったのか立てなかったです。」
「写真上: しばらくすると立って、私達に感謝してるかのように10分程見つめていました。」
「写真上: 翼を少し広げてくれました。」
「写真上: タカらしい顔を見せてくれ安心しました。」
piccoloさん、よく救出に行ってくださいました。 あのままでは、悲しい最期となっていましたね。 piccoloさん達の優しく勇気ある行動に、よくやって頂いたと感謝の気持ちでいっぱいになりました。 クマタカを見るのは初めてで、そのりりしさと、幼鳥のあどけなさの両方を写真から感じ撮ることができました。 クマタカ君、5日間(もしかしたら、それ以上)、よく頑張りましたね。 今も元気に大空を舞っていることを心から願っています。 お詫びですが、クマタカ君が小さくならないように、2枚の写真をトリミングさせて頂きました。 申し訳ありません<m(__)m> piccoloさん、貴重なお話と写真をありがとうございました。 次回のお便りも楽しみにお待ちしております。
追記: 先ほど、piccoloさんご夫妻のブログを拝見しました。 救出は大変な作業だったようで、本当にお疲れ様でした。 そして、最後の写真は、一緒に行かれた『一休さん』が撮影されたものだと知りました。 一休さん、素敵な写真をありがとうございます。
本日の波瀬: 深夜の帰宅時、すでに10℃まで下がっていましたが、気温ほどの寒さは感じられませんでした。 星も結構見えていた割に、湿度も高かったようです。 星空と湿度の関係はわかりませんが… 今日は遅出だったので、早朝の気温はわかりませんが、冷え込んだように感じました。 曇天の1日で、昼間の気温は17℃。 湿度があるので、肌寒いのか、蒸しっとしているのか、よくわかない天候です。 夜になって、冷え込んできました。 また、雨も降り出しています。 冷たい雨です。
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