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2018年11月28日 (水)

「大野弘さんの山の日記 - 大普賢岳の霧氷」

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本日のたよりは、『大野弘さんの山の日記』をお届けいたします。 先日、言及致しました待望の霧氷風景が登場します。 大野さん、ご案内をお願い致します。

「山登りがしたくて波瀬に移住したのだが、心の準備と環境に馴染み生活のペースが掴めるのに少し時間がかかったのか、移住4年目にして漸く山登り本格再開となった。 とは言え、年齢的には健康であることが必須条件。 若い頃の様に冒険も控えめにしなければと戒めてはいるが、矢張り血が騒ぐのか、知らないルートや裏道を探る好奇心がむくむくと頭をもたげる。

一年ぶりの大普賢岳は、既に紅葉は終わり、落ち葉を踏みしめての登山と覚悟をして、和佐又の登山口へ到着した。 すると僅か山の間から顔を覗かせている頂上が真っ白、思わぬサプライズに心踊り、願わくば頂上に到着するまで融けないでくれと念じて出発する。 大野弘」

「写真上: 標高が高くなるに従って登山道の水溜まりに氷が張って、標高1600m程の小普賢岳の鞍部で見つけた氷柱」

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「写真上: 和佐又登山口から急登を2時間少々、喘ぎながら奥駆け道と頂上への分岐に辿り着いた所は別世界。 山の西斜面から吹き上げる風は凡そマイナス5℃程か、手袋をしている指先が凍える寒さ、谷の斜面は霧氷で真っ白」

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「写真上から3枚: この冷たい風のなか、頂上で食事を摂るのは罰ゲームに等しい。 自分達は頂上の巻き道を辿って、水太覗きを目指し、途中谷の斜面に出来た霧氷をカメラに収める。」

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「写真上から3枚: 水太覗きでは東斜面で、風を避け昼食を摂ったが、全く風もなく快適に過ごせました。 昼食後強風の西斜面の風景をカメラに収める。」

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「写真上: 水太覗きの稜線部の西側は真冬、東斜面や絶壁部は草紅葉と色が二分されていました。」

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「写真上: その水太覗から奥駆け道をズームすると、稜線部だけが白く染まっています。 霧でフェードアウトして行者還り岳や弥山は臨めませんでしたが、何れも霧氷で白くなっているでしょう。」

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「写真上と下: この様な霧氷風景も、途中から下山にチョイスした東斜面の岩本新道は、秋の名残を残した明るい森で、同じ山とは思えない別世界でした。  大野弘」

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久しぶりに見る霧氷の世界はやっぱり素晴らしいですね。 大野さん、貴重な写真をありがとうございました。 お体にお気を付けて、登山をお楽しみください。 次回のお便りを楽しみにお待ちしております。

本日の波瀬: 早朝4℃で、午前5時半の空はまだ真っ暗。 東の空に宵の明星金星が大きな光を放っていました。 曇天で、時折雨がぱらつく昼間でした。 昼間、玄関先の温度は14℃。 夜になって、雨となっています。 冷え込みは緩やかですが、明日は寒くなるとの予報です。

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