「大野弘さんの山の日記 - 三峰山」
本日は、『大野弘さんの山の日記』をお届けいたします。 お怪我をされて、登山を控えられていた大野さんですが、ついに山へと行かれたようです。 完治されて良かったですね。 それでは、大野さん、2月7日の『三峰山』へご案内をお願い致します。
お天気予報では1938年以来の大寒波が北海道にやってくるこの日、近畿東海や西日本の太平洋側は穏やかな暖かい陽気と伝えていました。
朝起きると100m先も見えないほどの濃い霧に覆われて、頂上からの風景は臨めない事は覚悟して出掛けました。 それに冬の楽しみである霧氷は麓から見ても全く雪を見ることはなく、アイゼンや冬の装備もウインドブレーカのみザックに詰め、服装は半袖のアンダーシャツにブラウスを羽織っての軽装で充分と踏んでワサビ谷登山口から出発しました。 新道峠まで1時間ほど登ると、流石標高1200m、雪が所々見られ冬山の気分にチョッピリ浸ることが出来ました。 にもかかわらず、全く寒さを感じない快適なトレッキングを堪能できました。 大野弘」
「写真上: 辿り着いた新道峠に想像以上の雪に嬉しくなります。」
「写真上: 上空の風が強いので雲が光りを遮ります。 雪面に光りが射すのを待って、木のシルエットを狙いました。」
「写真上: 新道峠から三峰山頂上までの尾根歩きは樹林帯の快適なコースで、途中シロヤシオの群落も見られ春が楽しみです。雪がまだらに残って、義経の八艘飛びを想像させました。」
「写真上: 小さなUP-Downを繰り返し辿り着いた頂上付近が、最も積雪量が多かったのではないかと思います。」
「写真上と下: 八丁平から眺める大高や飯高の山々が霞の中で、墨絵のような雰囲気を醸し出していました。」
「写真上と下: 雪は遙かに奈良県側の北斜面が多いのですが、下山道のユリワレへの南斜面の窪地にも雪は見られ、吹き溜まりでは60cm程も積もっているところもあり、うっかり踏み込めば足が抜けないこともあります。」
大野さん、掲載が遅くなりまして、申し訳ありませんでした。 今日で冬の気候が終わりそうなので、陽気がやってくる前に何とか掲載できて、ほっとしています。 貴重な写真をありがとうございました。 この冬、雪が少なく、ご提供頂く写真も少なかったですね。 でも、まだ、なごり雪に期待したいと思います。 大野さん、次回の作品を楽しみにお待ちしております。
本日の波瀬: 深夜、早朝とも1℃。 高い山々には霧氷が見られました。 曇り時々晴れで、昼間の気温は4℃。 なので、高見山などの霧氷は消えることなく、残ったようです。 晴天となった午後11時、0℃まで下がってきています。
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