本日、山林舎はお休みを頂きました。 お電話などで、ご迷惑をおかけいたしまして、申し訳ございませんでした。 明日から平常営業に戻りますので、宜しくお願い申し上げます。
本日のたよりは、piccoloさんから届きました貴重な写真をご紹介致しましょう。 piccoloさん、ご案内をお願い致します。 写真はクリックして頂きますと、大きなサイズでご覧頂けます。
「昨年9月24日、下山時に道路脇コンクリ法面と落石防止網の狭い間に落ちて抜け出せなくなっていたクマタカの幼鳥(以後クマタカちゃん)
を5日後に無事救出、しばらくはショック状態でしたがその後なんとか飛べるようになり谷間にへ下るように飛び去りました。
救出に同行された一休さんは、その後何度も足を運びクマタカちゃんの親は撮影していましたが、クマタカちゃんは1度目視したものの
撮影するには至っていませんでした。
目視されたので一安心はしていましたが、私も元気になった姿を見てみたいと常々思っていまして道路事情がよくなった
先日救出現場付近を訪れてきました。
見晴らしのいい斜面ではすでに一休さんがスタンバイ、私もその横でカメラ片手に待機しました(猛禽類撮影は初体験)。
この界隈を何度も訪れクマタカ撮影はここが適しているとの事。
一休さんと雑談してると、"あっ来たよ!"頭上を見上げると樹々の枝から垣間見え旋回する1羽、しかし垣間見えるだけで撮影出来ず。
諦めて視線を移すと目の前30m程にもう一羽が突然現れ旋回を始めた。
夢中でファインダー越しにシャッターを押す、ほぼ同じ高度を維持しながら4~5周してくれたので目視する事も出来た!
ただいきなり現れたので二人共驚愕、親鳥だったのかクマタカちゃんなのかは判断できませんでした。
しかし一休さんが“こんな近くを旋回してくれるのは、挨拶しにきてくれたんやわ!”の言葉でしみじみと込み上げてくるものがあり、そうだとしたらクマタカちゃんの可能性大かも!!
去ったあとすぐに撮影画像を確認するも、モニターでは判断する事はできませんでした。帰宅後、パソコンで確認してクマタカちゃんと判明。
その後も距離は離れていましたが、3~4回現れ(親鳥とクマタカちゃん)飛翔する姿を見る事が出来ました。」
「写真上: 9月24日 発見時の様子です。」
「写真上: 9月29日 閉じ込められて少なくとも5日経過、飲み食い出来ず雨でずぶ濡れ状態、救出前に鶏肉を与えると食べたので一安心。」
「写真上: 9月29日 救出後、私の顔を10分程身動き一つせず見つめていました。」
「写真上: 6か月半後、お礼の挨拶変わりに目の前で旋回を繰り返してくれました。」
「写真上: 元気になった姿見て!と言ってるように見えます。」
「写真上: 猛禽類撮影の飛翔を捉えるのはかなり難しいですね。」
「綺麗な写真が一休さんから届きましたのでご覧ください。」
「写真上: 一休さん撮影 救出時、すでに尾羽が切れたり抜け落ちていましたが、元気よく綺麗に飛翔している姿には感動しました。」
「写真上: 一休さん撮影 旋回時、頭は地平線と平行してるんですね。」
「写真上: 一休さん撮影 上からの撮影は貴重だと思います。」
「写真上: 一休さん撮影 縞模様が綺麗です。」
「写真上: 一休さん撮影 美しい流線形胴体。」
「救出後、初めての再訪で元気に飛翔する姿を見せてくれたクマタカちゃん、山の神様がめぐり合わせてくれたのかと思える貴重な一日でした。」
「写真上: クマタカちゃん撮影場所へ行く前に立ち寄った先で見つけたニホンカモシカ。げんげ堂さん曰く、立派な角を持ってるからもう老齢だそうで、座ってるカモシカを見たのは初めてで、少し寂しい瞳に見えるそうです。」
クマタカちゃんと再会できて、本当によかったですね。 きっと、クマタカちゃんもお礼が言いたいと思っていたと思いますよ。 元気に旋回する姿を見せられて、喜んでいることでしょう。 カモシカさんの瞳、本当に優しそうで、心に染み入ります。 piccoloさん、一休さん、貴重で素晴らしい写真をありがとうございました。 次回のお便りも楽しみにお待ちしております。
本日の波瀬: 深夜から雨となり、深夜15℃、午前7時半でも15℃、午後5時過ぎで16℃。 気温の変化がほとんどなく、雨が降ったりやんだりの1日でした。
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