「大野弘さんの波瀬日記 - 台風前後の風景」
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本日のたよりは、『大野弘さんの波瀬日記』をお届けいたしましょう。 大野さん、ご案内をお願い致します。
「これ程雨ばかりでは、山登りもまま成らず、フラストレーションも溜まりますけれど、甚大な被害を被られた地域の方々を思えば不謹慎な考えかもしれません。自分達の想像以上の被害状況を知るにつけ心痛む思いです。幸い波瀬地区は風も雨も影響なく無事台風を凌げましたけれど、他山の石として日頃の用心をしておきたいものです。さて今回は台風前後の風景を集めてみましたのをご紹介致します。 大野弘」
「写真上: 残り少なくなったヒガンバナに、意欲もそこなわれ、カメラを向けるのも躊躇していましたが、この花は思わず振り返る程の雰囲気を醸し出していました。木の陰に隠れ全く目立たなかったのですが、木漏れ日の中に、ハットする美しさを訴えていました。」
「写真上: 台風前に降った雨に滴を付けたミズヒキは自分の姿を映して、小さな宇宙を見せてくれます。」
「写真上: 先般ご紹介したゲンノショウコ(マツリグサ)のこの姿に再度マクロで迫ってみました。自然の世界に感動するばかりです。」
「写真上: ヤマジノホトギスは本来山中で見る花なのですが、波瀬では身近に見られます。これ程の密集した花を山では見ることはありません。」
「写真上: 秋になると少し湿ったところを好む、オトコエシは端なる雑草ですが、近くで見ると結構美しい花です。オトコエシのエシとは古語で良いと言う意味で、いまでも関西ではエ~シの子と言って良家の子とう意味で使われます。従ってこの花の意味は良い男という花名になります。因みに黄色い花はオミナエシで、これは良家の女子ですから雑草として片づけるのは勿体ない気が致します。」
「写真上: 我が家の前にある桜の老木(オオシマザクタ)に早朝の太陽が紅葉を始めた葉っぱに光りが射すと、雨に濡れた葉っぱが一層輝いてみえます。」
「写真上: 自転車で通り過ぎて、ハット目に入ったのが見たことのないチョウでした。急遽自宅へカメラを取りに戻り、霧雨の中で寒さに耐えているチョウをゲットできました。さて昔図鑑で見たことがあるけれどとネットで調べてみると、これは熱帯地方の主に(石垣島、西表島(いりおもて)に生息している、イシガキチョウ(若しくはイシガケチョウ)で、温暖化の影響か関西でも希に見ることが有る珍しい類のチョウだと判りました。羽の柄が石垣模様なので付いた名と出ています。幸運でした。」
「写真上:台風翌日の口窄谷は殆ど濁ることがない綺麗な流れですが、流石今回の台風では僅かに濁りが見られました、雨の量が多かったのでしょう。」
「写真上: 月出川と合流するU字峡は櫛田川の中では一番の急カーブと言えるでしょう。手前から合流する月出川の水が左右に流れていくのかと、一瞬錯覚するかもしれません。大雨の後で普段の倍に 水が増えています。」
「写真上と下: 台風通過後の濃い霧に包まれた梅尾の山々」
「写真上: 通称城山と野口地区の風景、右奥の霧で見ることが無い高見山方面になります。」
大野さん、素晴らしい作品をありがとうございました。 天候がよくなり、山に行けると宜しいですね。 次回のお便りも楽しみにお待ちしております。
本日の波瀬: 早朝からしぶしぶ雨となっていました。 早朝の気温を忘れました。 昼間は15℃。 湿度が高い為、気温は高くないのに、蒸し暑さが感じられました。 夜になって、本格的な雨となっております。
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