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2020年5月 9日 (土)

「大野弘さんの波瀬日記 - 新緑の候に咲く花々」

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本日のたよりは、『大野弘さんの波瀬日記』をお届けいたします。 写真をクリックされますと、大きなサイズでご覧頂けます。

桜が散ってしまい華やかさが失せてしまうと、野山は新緑に染まる季節へと変わります。昼間の気温がまるで夏日のような日もあったりして、それまで眠っていた草花が競う様に花開き始めました。そんな波瀬の野山を探索してみると、今まで気がつかなかった花々に巡り会うことがあり、自然の逞しと不思議さに感動します。今回はここ1週間ほどの間に見つけた花々をご紹介いたします。 大野弘」

「写真上: 波瀬は標高350m足らずの山間になります。ヤマツツジは標高1000程の山中で見る花なのですが、この標高で見られるのは珍しいのではと、」

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「写真上: ランの仲間でエビネは、昨年まではみることが無かったのに、今年庭に顔を覗かせ始めました。多分笹を刈り取ったので日当たりが良くなったからかもしれません。」

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「写真上: 同じくこれはキエビネで、北海道から九州まで日本全国に分布していると図鑑に出ています。」

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「写真上: 桜草の仲間でクリンソウ、水辺を好む植物で、川縁などで見かけます。」

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「写真上: 波瀬植物園のミズバショウで、昨年に比べて、水の流れの中で密集していました。花の時期には少々遅く、残り花を撮りました。」

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「写真上: これはお花屋さんで見る花で、自分の植物図鑑には出てきません。ネットで調べたら、カラ~と言うのだそうですが、何かオチョクッタ様な名ですね。日本名は『海芋(カイウ)』。ミズバショウの仲間でサトイモ科なので、芋が付いた名なのでしょうが、名前の由来は解りません。」 

調べてみました。『海を渡ってきた芋』という意味で、江戸時代の終わりにオランダから渡来したことに由来しているそうです。

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「写真上と下: クマガイソウは自然界では好事家の餌食になって殆ど見かけません。この花の仲間にアツモリソウというのがありますが、何れも人の名前から来ています。アツモリソウは平敦盛で、クマガイソウは熊谷直実が何れも背中に母衣(ホロ)を背負った姿に見立てたものと図鑑出でています。憧れていた花に巡り会えてチョット興奮しました。」

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大野さん、貴重な花々の写真をありがとうございます。 同じ波瀬にいても、全く別の植物が見られるということには驚かされました。 次回のお便りも楽しみにお待ちしております。

本日の波瀬: 深夜12℃。 曇天の1日で、昼間玄関先で18℃。 午後11時で13℃となっております。

今日は久しぶりにお泊りのお客様がいらっしゃいました。 写真はNGの方々なのでご紹介できませんが、料理だけ撮影しましたので、明日にでも紹介させて頂きます。 

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