「大野弘さんの波瀬日記 - ナツズイセン・オニユリ・波瀬ゆり」
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本日のたよりは、『大野弘さんの波瀬日記』をお届けいたします。 大野さん、ご案内をお願い致します。
「波瀬地区に多く見られるハゼユリ(ヤマユリ)は以前は、いたる所に繁茂していたとのことですが、今はシカやサルなどの餌食にあって、保護しないと生きてゆくことができなくなっています。シカは花芽を食べてしまい、サルはゆり根をとってしまうため、このままでは絶滅を危惧されています。その証拠にササユリはその運命に会いほぼ絶滅状態で希少な花になってしまいました。但し、ハゼユリは急斜面を好むためサルやシカからの難を逃れて生き残って行ける術を身に付けたようで、我が家の裏山の崖にわずか生き残っています。朝晩には甘いほのかな香りが家の中に迄漂って この季節のサプライズに酔いしれています。 大野弘」
「写真上:跨線橋脇に毎年この時期雑草の中に可憐な姿を見せてくれるヒガンバナ科の仲間であるナツズイセンは毒があるのでしょう。シカの食害は全くなく逞しく花を見せてくれます。」
「写真上:最初の写真を撮って翌日、3株ほどが開花して、華やかになっていました。」
「写真上:さらに翌日花の数が増えて賑やかさに包まれ、本日の花は全部で15以上と雑草の中で孤軍奮闘しています。」
「写真上:オニユリは昔中国からもたらされた園芸用の花でしたが、今は都会の空き地でも見られるように野生化した花です。暑い夏の中では暑さを助長する姿ですが、カメラ目線で見ると魅力的ではあります」。
「写真上:蕾を見せてから開花するまで少し時間があるのは、大型の花だからなのでしょうか?すでに蕾の時から仄かな香りが漂ってきますので、花の近くへ行くだけで甘い香りに包まれます。」
「写真上:切り花にして家に持ち込むと、香りが強すぎて悪酔いするかもしれません。いやな香りではありませんが、よほど広い部屋でないとお勧めできません。(実感)」
「写真上:今年の花は沢山花をつけたのが目立ちます。崖に生えていてしかも花が大きく重いうえ、多くの花をつけ細い茎でよく耐えているなと感心します。」
「写真上:早朝雨が一休みしてくれたチャンスを狙って、滴の付いた姿を撮ってみました。」
「写真上:シベの先に水玉が出来ているのをUPで迫ってみました。被写体が小さいので、オートフォーカスでは難しくピント合わせに苦労します。」
「写真上:ナツズイセンが雨に打たれてしだれて、地面すれすれの状態をローアングルで撮りました。優しい色が魅力的です。」
雨の中に咲く花々が生き生きとして大変美しいですね。 大野さん、素晴らしい作品をありがとうございました。 次回のお便りも楽しみにお待ちしております。
写真上は、本日の午後6時頃、私が定点撮影した山林舎前の櫛田川です。 昨日の濁流が嘘のように美しい流れに戻りました。 水位も下がっております。
本日の波瀬: 深夜21℃。 小雨が降ったり、止んだりの1日で、気温は低め、湿度の高い日となりました。 本日の累計雨量は9mm。 午後11時過ぎで22℃。
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