「大野弘さんの波瀬日記 - 里の花々」
本日のたよりは、『大野弘さんの波瀬日記』をお届けいたします。 大野さん、ご案内をお願い致します。 写真をクリックされますと、大きなサイズでご覧頂けます。
「朝晩気温も低くなって秋らしくなってきました。野原には季節の花が咲きそろい、木々の枝先も色づきをみせると、又ぞろ山登りを再開しようかと、身体がムズムズし始めています。そんな気分にさせてくれる花々が家の近くに咲き出すと、すっかり気分は秋に浸り、山の紅葉が頭の中を駆けめぐります。まずは、そんな里の花たちをカメラに納めてきましたので、その一部を紹介させていただきます。 大野弘」
「写真上: 秋を象徴するヒガンバナは、あぜ道や川沿い、野原にこの時期、所構わず咲き出し、秋が来たことをいち早く知らせてくれる花かもしれません。この花の特徴は葉っぱが見えないことで、花が終わると線形の葉が見られます。」
「写真上: ヒガンバナ手前の白い花はシシウドですが、山地に育つと図鑑出でていますが、春によく似た花でハナウドが有り、川沿いに見ることがあります。」
「写真上: シシウドもハナウドもまるで花火のような姿をしています。春に咲くのと秋に咲くとの違い以外は見分けが付かない程似ています。」
「写真上: 春から夏に見られるキアゲハは、主に柑橘系の花が好みですから、秋に見かけるのは珍しく、この時期気温が低いので活発に動くことが出来ません。従ってこの様に羽を広げて体温を上げているのです。 秋のチョウであるタテハチョウなどは、こうした姿で花に止まっていますが、キアゲハでは珍しい姿です。」
「写真上: ヒルガオ科の仲間でマルバルコウは、江戸末期に熱帯アメリカから持ち込まれた、観賞用の花と図鑑に出ていましたが、波瀬にも環境に馴染んで野生化しています。」
「写真上: ノウゼンカズラは花の時期が長いのか、しぶとく花を見せてくれます。崖から垂れ下がった花容は絵になります。」
「写真上: ホタルブクロは、とっくに花の時期は終わったのに一輪だけ、季節を間違えたのでしょう。」
「写真上: 草の中に一輪だけ見慣れない花が咲いていました。ヒガンバナの仲間であると想像して、早速図鑑で調べてみたら、矢張りヒガンバナの仲間でオオキツネノカミソリと解りました。花の名が仰々しい気がしますが、名前の由来は葉っぱがカミソリの様だからは理解できるのですが、ナゼ狐なのか??この花に似た小さいのが、キツネノカミソリと言います。花期は8月ですからチョット奥手ですね。」
大野さん、素敵な作品をありがとうございました。 次回のお便りも楽しみにお待ちしております。
本日の波瀬: 前夜午後10時頃に14℃。 早朝は13℃だったそうです。 長袖ブラウス1枚では寒くて、タンクトップを着込みました。 でも、お昼になると気温が上がり、掃除の時には少し暑く感じられました。 曇り時々晴れの1日で、気温は見忘れました。 エアコンの要らない快適な1日でした。 夜になり、やはり冷え込んできています。 早、コタツを入れている人がいるそうです。 午後11時半過ぎで14℃。
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