本日のたよりは、久しぶりにpiccoloさんが送って下さいました『キノコだより』をお届けいたします。 piccoloさん、ご案内をお願い致します。 写真をクリックされますと、大きなサイズでご覧頂けます。
「きのこの女王様を探しに行きました。数年前から一度はお目にかかりたいと願っていた、キヌガサタケと言うスカートを履いたおしゃれなキノコを探しに6月19日雨降る中、傘さして奈良県の竹林内ハイキング道を歩いてきました。ただキヌガサタケは、早朝に出始めて昼過ぎには萎んでしまう短命なキノコなので、綺麗な状態でお目にかかれれればラッキー!。
キヌガサタケはスッポンタケ科スッポンタケ属で、登山ではキイロスッポンタケはちょくちょく見かけるのですが、グレバ(頭の部分)が非常に臭いんです!。風下に居れば、数十メートル手前から臭ってくるほど強烈でこの臭いにつられて寄ってくるハエ等に胞子を運んでもらう為なのです。同属のキヌガサタケもやはり強烈に臭いそうです。」
「写真上: 竹林内を探索する事30分程で“きのこの女王様”2本発見するも1本はグレバが無くもう1本はスカートが出始めた頃。」
「写真上: 近くの2本も倒れていたり、萎み始めていたりの状態。」
「写真上: 少し探索範囲を広げると、そこかしこにゴルフボールサイズのスッポンタケ属の幼菌が出始めていました。ここには6個あります。」
「写真上: あれ?キヌガサタケの幼菌はクリーム色だったような??」
「写真上: 裂け目からグレバ先端丸いへこみ部形状が見え、この状態からスカートが開くまで5時間程、その後萎み始めて夕方には倒れてしまいます。」
「写真上: さらに探すとようやく綺麗な“きのこの女王様”に出会えました。あれ?グレバが臭くない!なんかフルーティな甘い香りです。
帰宅後調べたら、幼菌状態が赤くスカートが地面まで下がらず、スカートの網目が粗いのは同属のアカダマキヌガサタケと判明しました。」
「写真上: 誤って蹴飛ばしてしまった幼菌を持ち帰り、鉢に入れて成長を観察。」
「写真上: 2時間後です。」
「写真上: 2時間半後、蹴飛ばしたのが原因?これ以上スカートが伸びずこの後萎んでしまいました。」
「写真上: 柄の部分です、ヘチマのような雰囲気で弾力性があります。」
「写真上: 柄の輪切りと縦に切った状態、海綿みたいですね。」
「写真上: グレバを取り去った頭部分と洗ったらバラけたスカート部です。乾燥保存もできます。」
「写真上: 珍しいタシロランにも巡り会えました。」
「キヌガサタケ類は中華料理の高級食材だそうで、中国では古くから漢方の食材 カルシウム、カリウム、鉄、マグネシウム、亜鉛、ナトリウムなどのミネラル類を豊富に含んでるそうです。ということで食べてみました。味はまったく無いので、牛乳スープにして口に入れるとフニャとしてるが噛むとシャリ、フニャシャリフニャシャリでキノコらしからぬ食感。」
piccoloさん、珍しいキノコの写真をありがとうございます。 まるで作り物みたいで、不思議、且つ、可愛いキノコですね。 栄養豊富な漢方の食材ということですので、一度は食してみたいものです。 貴重な写真をありがとうございました。 またのお便りを楽しみにお待ちしております。
本日の波瀬: 深夜17℃。 曇天の1日で、1,2度雨がぱらつきました。 気温は昼間玄関先で25℃。 湿度は高かったものの、今日もお風呂以外は冷房なしで過ごしました。 午後11時半過ぎで18℃です。
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