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2022年10月17日 (月)

「大野弘さんの山の日記 - 三峰山」

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本日のたよりは、『大野弘さんの山の日記』をお届けいたします。 大野さん、ご案内をお願い致します。 茶色の字が大野さんの文章です。 写真をクリックされますと、大きなサイズでご覧頂けます。

「山の日記 10月6日 三峰山
先日の暑さはどこへやら、気温も急激に下がって今にも雨が降り出しそうな空模様の下、昨年撮り損なったヤマハハコのお花畑を何としても見たくなって出掛けてみました。此処は檜塚や、馬駈け場と違い登山口まで安心して車で行けるため気軽に登れる山でもあり、叉ユリワレ登山口からは人も少なくマイペースで楽しめるのがうれしい所です。

風は冷たく汗ばむまでは肌寒さを覚える程の陽気で、雨が降らないことを願ってゆっくりと詰めてゆきました。標高1000m程まで来るとそれまでの植林地帯を抜け辺りは広葉樹の明るい森になり、登山道脇には一際目を引く濃い紫のトリカブト(ヤマトリカブト)が、迎えてくれました。登るにつれて一層密度を増して気分も昂揚してきます。そしてやがてヤマハハコが見られるようになると八丁平が近いこと知らせてくれ、待望の谷の上に到着すると、そこは、目を見張るようなお花畑が眼下に広がっていました。アドレナリンが沸騰したのは言うまでもなく、我を忘れて夢中でシャッターを押していました。(大満足の登山でした) 大野弘」

「写真上: 標高900m辺りからは植林地帯も少なくなって時折こうした広葉樹が目につきだします。少し色付きを見せていますが、今年は艶やかな紅葉は見られないのでしょうか?」

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「写真上と下: 標高1000m辺りの眺望の開けたところからは台高の山々が臨めます。」

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「写真上と下: トリカブトは標高1000m程から段々と密度を濃くして登山道を飾ってくれました。」

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「写真上から3枚: 八丁平手前の谷にはこの様にヤマハハコの大群落が形成されています。砂礫地帯を好むこの花は丁度この谷にマッチしたのでしょう。これほどの花で埋め尽くされた白い絨毯は他では見られません。」

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「写真上: 八丁平には僅かリンドウが見られますが、時期早く一株しか見られませんでした。季節が早いのでしょう。リンドウを探していて目につい花は??タデの仲間かな???」

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「写真上: 八丁平上の稜線にある森は少し色づいてきましたが、些かくすんだ色に見えます。一気に気温が下がるとそのまま枯れてしまうのでしょうか?」

大野さん、山上の秋の風景を楽しませて頂きました。 素敵な写真をありがとうございました。 次回のお便りも楽しみにしております。

本日の波瀬: 深夜15℃。 雲が結構流れる中、『冬の大三角』が見られました。 早朝やお昼の気温はわかりませんが、暑さはないものの、冷え込みは感じられませんでした。 早朝に4mm、夕方から夜にかけて5mmの少雨が降っております。 午後11時前で13℃。

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No More War!!!!!

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