「本日の高見山 & 大野弘さんの波瀬日記ー何だこれは?」
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写真上は、本日午前8時過ぎに舟戸地区でマスターが撮影致しました『高見山』です。 うっすらと霧氷が見られます。 昨夜遅くに一雨降り、その後も降った感じがします。 風もありましたので、霧氷ができる可能性がありそうだと思っていました。 冷え込みや風の強さがもう一つだったので、控えめの霧氷となりました。
本日の波瀬: 深夜3℃、早朝4℃。 曇天から晴天へ。 午後2時半で9℃。 午後8時頃から雨が降り始めました。 午前0時前で5℃。
写真上からは、『大野弘さんの波瀬日記』をお届けします。 大野さん、ご案内をお願い致します。 茶色の字が大野さんの説明文です。
「『何だこれは?』 疑問符で始まる波瀬日記ですが、今回は乏しい知識で花の名前を知るのに四苦八苦した身近な植物たちをご紹介いたします。秋から冬への端境期にも拘らず、足下には多彩な植物たちが妍を競って、過行く季節を惜しむかのように精一杯生きています。普段は全く気にも止めない自然の姿に、改めて不思議さと逞しさに元気を貰いました。 大野弘」
「写真上: この花の名も随分苦労しました。背丈は20cm程と小柄ながら沢山見られる「アキノキリンソウ」で、セイタカアワダチソウの仲間ではありますが純粋に日本産です。」
「写真上: これも紛らわしい似た花が図鑑で見られて四苦八苦、キク科フジバカマ属の「ヤマヒヨドリ」です。名の通り山地に咲く花ですが、波瀬では和歌山街道沿いに多く見られ、誰も気にも止めない雑草扱いです。」
「写真上と下: 落葉低木の『コウヤボウキ』とケッタイな名前ですが、高野山では、これで箒を作ったからと付いた由緒ある名前です。花はこうして接写で見ると面妖な姿をしています。」
「写真上: これは花の時期を見ていないので、図鑑では検索できません。茎だけで葉っぱは全くありませんが多分アザミの仲間かな??」
「写真上: 日陰の荒れ地に『イチゴ!!』イチゴは春から夏の果物ですが、これは何と『フユイチゴ』と図鑑に出ていました。美味しくて食べられるそうです。サルやシカに食べられずに生き残っていました。」
「写真上: これもギブアップです。花後の姿ですが葉っぱの形からすると『キク』か『キンポウゲ』の仲間でしょう。冬に備えて綿毛で防寒準備しています。」
「写真上: これを言い当てた人は可成りの植物通かな?これは『コスミレ』の種子です。図鑑によると『コスミレ』とは相応しくない名だと出ています。スミレの中でも大型の花だからなのでしょう。」
「写真上: これは誰でも知っている『ツバキ』ですが、さて椿の種類の多さに正式名が判別できません。ツバキを専門に栽培している方でないと自分にはお手上げです。」
「写真上: 『リンドウ』は何とかリンドウと名がつくのですが。これは愛想のないただのリンドウ、但し平地で(因みに波瀬は標高300m)見るのは珍しく、秋の山を代表する花で、標高1000m以上の大普賢岳中腹や、三峰山の八丁平、アカゾレ山頂上迄見に行っているのですから、チョッと嬉しくなります。」
「写真上: 何だこれは?昼勤の『アナグマ』です。殆ど深夜に活動するので目にすることは少ないのですが、時間を間違えたのか何か眠そうで、自分を見て側溝のネグラにヨタヨタと引返して行きました。」
アナグマと私は深夜に何度か遭遇しました。 落ちた柿の実を食べていました。 最初、何なのかわからず、猪に似ているけど…まさか…という感じでした。 名前のわからない植物をご存じの方、宜しければ、ご連絡をお願い致します。 大野さん、珍しい写真をありがとうございました。 次回のお便りも楽しみにお待ちしております。
No More War!!!!!
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