「大野さんの波瀬日記ー & 桜絨毯」
本日のたよりは、『大野弘さんの波瀬日記』をお届けいたします。 先月23日に頂いたお便りですので、少し時期外れとなったものもあります。 掲載が遅くなりまして、申し訳ありませんでした。 それでは、大野さんのご案内でお楽しみ下さい。 茶色の字が大野さんの説明文です。 写真をクリックされますと、大きなサイズでご覧頂けます。
「三寒四温と言われるこの時期は、春の花が日毎顔を覗かせてくれます。雪の日や霜の下りる極寒の時でも、オオイヌノフグリは必死に花を咲かせていましたが、この寒さに、どんな昆虫が花粉を運んでくれるのとか観察していると、凡そ蟻のような小さな蜂が盛んに5mm程の花に蜜を集めに来ていて、人知れず自然は上手く出来ているなと感心していました。その後暫くすると、温かい日々になると、待ちかねた様に多くの花々が、草むらや道路脇に顔を覗かせ、春の訪れを知らせます。今回は、そんな春の身近な花々を撮り纏めましたので、その一部をご紹介させていただきます。 大野弘」
「写真上: 誰でも知っているスミレの花は、実は花の中でも最も種類が多く、全てを覚えるのは至難ですが、これは『コスミレ』です。しかし名前とは裏腹にスミレの中では大きい部類になります。可成りUPしてシベを写しましたが、けったいな形をしていますネ。昆虫が口を突っ込むと、花粉が出てくるようになっているようです。これでオシベとメシベが一体になっていますが、ルーペで見ないとシベは見られません。」
「写真上: こちらは道路わきに咲く性質なので、『ノジスミレ』と図鑑に出でています。色は濃いめの花で葉っぱは細長くロゼ状になっています。」
「写真上:『スイセン』は姿に似合わず猛毒ですから虫食いも無く、野生化して縄張りをドンドン広げてゆきます。しかし姿は可憐で人気の花ですね。」
「写真上:『西洋タンポ』」は帰化植物で、本来の日本タンポポや、関東タンポポを駆逐して、他の日本原産のタンポポの姿が失われてゆきました。」
「写真上: 此の椿は昨年11月にも撮影していますが、春にも咲くのですね。2度咲の種類もあるようです。」
「写真上: これは園芸種のツバキで上向きに咲いているのが面白いですね。」
「写真上: コブシとモクレンとの違いは、花の大きさと咲く時期が僅かに違う事で判断しますが、木がでかいと花が判別できません。これはコブシのようです」
「写真上: 波瀬に移住して10年近くになるのに、こんな近くにアケボノツツジ(アカヤシオ)が有るなんて感動です。1300m以上の高い山へ行かないと見る事が出来ない貴重な花です。」
「写真上: ここには、他に『アズマシャクナゲ』や『キレンゲツツジ』『ゴヨウツツジ』『ベニドウダン』等も見られ、家から50m程にある自分だけの花の庭園になります。」
「写真上: 桜が咲き始めると土筆も芽生を出してきましたね。寒さも和らいで土筆を見ると、本格的な春が来たようで、何かホッとします」
大野さん、遅くなってしまいまして、申し訳ありませんでした。 素敵な写真をありがとうございました。 次回のお便りも楽しみにお待ちしています。
最後に、私が撮影した本日の山林舎庭園です。 桜の花びらがかなり舞い降りて、桜の絨毯があちこちに見られました。 散っても尚美しい桜… あと数日は桜が楽しめますでしょうか…
本日の波瀬: 深夜11℃。 深夜の雨はわずかでした。 曇天で暖かい1日となりました。 午後11時半過ぎで14℃もあります。
No More War!!!!!
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