「大野弘さんの波瀬日記 ー 花のパレード」
本日は、『大野弘さんの波瀬日記』をお届けいたします。 咲き誇る花々をお楽しみ下さい。 大野さん、ご案内をお願い致します。 写真をクリックされますと、大きなサイズでご覧頂けます。
「桜が終わると波瀬は花のパレードになります。何かにせかされるように、毎日新しい花が次から次へと顔を覗かせ自己主張してきます。従って観察を怠ると見落としてしまい、地団駄踏むことになりかねません。然も今年は例年よりどの花も開花が早く、丹念に探索しないと、見落としてしまい、思わぬところに咲いている花を発見してみると、それは今年は何年振りかの花の当たり年になる予感が致します。その兆しともいえる波瀬の花の様子をご紹介させていただきます。 大野弘」
「写真上: ハナミズキは今から110年以上前の1912年当時の東京市長がワシントンDCへ友好記念として贈った桜の返礼に戴いた花で、今は日本中に庭木として広く見られます、赤い花はベニバナハナミズキで、波瀬にも僅かあります。」
「写真上: 同じ属でこちらは日本産ヤマボウシで花は来月に咲き始めます。波瀬には沢山見られます。花は赤もあり、ベニヤマボウシになり実は食べられます。いずれも花は中心部の粒々で、白い花びら状の物は総苞片と言い花では有りません。」
「写真上と下: 波瀬神社の北斜面に見られたショウジョウバカマが群落を作っていて、一日中太陽が当たることなく、湿った岩壁に積もったコケの上に逞しく生きています。昨年見た100年に一度しか咲かないササノハナもここにありました。」
「写真上: これも湿った所を好むネコノメソウの仲間で、ハナネコノメソウかな?UPで見ると結構可愛い花です。」
「写真上: 家の前にあるオトメツバキは今年は例年に比べ花盛りで、毎日新しい花が次から次へと顔を覗かせます。朝陽が花の後ろから当たり、グラデーションを描いてくれました。」
「写真上と下: 此のシャクナゲは希少な花で、波瀬にはここにしか無い花でしょうか。アズマシャクナゲになります。葉っぱの裏が白っぽい緑が特徴です。ホンシャクナゲとは花容が異なります。」
「写真上: 鎮魂碑のホンシャクナゲは超満開で、思わず目が引かれる鮮やかさでした。」
「写真上: 波瀬植物園のホンシャクナゲも色と言い咲きっぷりと言い、過去最高の美しさで見応え充分です。ホンシャクナゲの葉っぱの裏は薄い茶色になっています。」
大野さん、素晴らしい写真をありがとうございました。 次回のお便りも楽しみにお待ち申し上げております。
本日の波瀬: 明るい曇天で蒸し暑い1日でした。 夜が深まっても、暖かさは続いております。 午後11時過ぎで14℃!
No More War!!!!!
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