「大野弘さんの波瀬と山の日記 ー リンドウの花物語」
本日のたよりは、『大野弘さんの波瀬と山の日記』をお届けいたします。 写真をクリックされますと、大きなサイズでご覧頂けます。 大野さん、ご案内をお願い致します。
「リンドウの花物語
リンドウは漢字で書けば『竜胆』と表記されますが、中国では古くから胃の漢方薬として利用され、熊の肝より苦いと言う事から、この様な字が付けられた様です。そうした背景にありながら花はとてもチャーミングで、道端や山野で見つけた時は、宝物でも見つけたようなワクワク感を覚えます。
リンドウはスミレと比較出来る程種類も多く、山の麓から高山地帯迄広く分布しますが、あまり群落を作ることなく、ひっそりと草原地帯に咲いている姿が、何とも愛おしく感じます。今回は波瀬地区から近縁の山中で見つけた可愛い姿をご紹介させていただきます。 大野弘」
「写真上と下: この花は標高1200m程のアカゾレ山頂上直下のハート池近縁に見られます。花の名は付随した名はなくに単に「リンドウ」とだけ名がついています。」
「写真上と下: 波瀬地区で咲いているのは『エゾリンドウ』ですが、近畿以北から北海道までが縄張りとなっています。花屋さんで売っている花はこれの園芸種になるそうです。」
「写真上と下: 奈良県の標高凡そ1200m程の大普賢岳中腹にある笙ノ窟に見られる『エゾリンドウ』で、岩壁にへばり付く様に咲いている花は一服の癒しになります。」
「写真上: 波瀬神社の北面にひっそりと咲いている『ツルリンドウ』は、木陰が好みの様で、心なし少し色白で、花も小ぶりとなっています。」
「写真上: 熊野古道で一昨年見つけた『アサマリンドウ』で、三重県の朝熊山(アサマ山)で発見されたのでこの名が有ります。分布は紀伊半島、四国、中国地方、九州となっています。」
「写真上: 『センブリ』(リンドウ科)とは、この花草を乾燥させて煮出した汁が胃薬として利用されます。千回振っても苦い事からこの名が付きました。この花に似た『アケボノソウ』は50cm以上の高さで小群落を作ります。」
「写真上: リンドウの花が終わると、この様に赤い実をつけます。美味しそうに見えますが、不味くて食べられません。」
大野さん、沢山のリンドウを紹介して頂きまして、ありがとうございます。 素敵な花ですね。 今年1年も存分に楽しませて頂きました。 新年も宜しくお願い致します。
本日の波瀬: 深夜0℃で雲が広がっていました。 なのでか、早朝は6℃まで上がっていてびっくり! でも、確かに暖かかったです。 明るい曇天が続き、気温も高めの1日でした。 夜もふけると、また気温が下がってきております。 午後11時で0℃で晴天とのことです。
Peaceful Earth☆彡☆彡☆彡
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