「大野弘さんの波瀬日記 ー シュウメイギク」

本日のたよりは、『大野弘さんの波瀬日記』をお届けいたします。　写真をクリックされますと、大きなサイズでご覧頂けます。　大野さん、ご案内をお願い致します。　茶色の字が大野さんの文章です。

「夏の終わりごろから11月下旬迄目を楽しませてくれる「シュウメイギク」は、今は野生化してとても逞しく根付いています。特に我が家の前にある八重の花は、日当たりの関係か他所よりも遅く花を付け始め、そんな環境でも沢山の花を見せてくれます。

しかしながらこの花は、自分の腕ではよい被写体になってくれず、あまり食指をそそらなかったのですが、とは言え毎朝この花を観察していると、次第に愛着も沸き、何とかうまく料理する方法はないものかと思案していましたら、所謂この八重の花は咲いてしまうと全く締まりがなく、ボタンや薔薇の様に花びらが整然としていないことが原因の様でした。

 結果、この花は咲き始めの後ろ姿に、他の花には無い美しさを知る事になりました。珍しい花では有りませんが、日々変わり行く姿をカメラ目線で観察していると、時には嬉しい発見があります。　大野弘」

「写真上：　11月16日、既に花の時期は過ぎていますが、遅咲きの一重白花が季節の名残を漂わせていました。」

「写真上：　10月25日、一重の紫花が遅くに蕾を見せていました。」

「写真上：　10月19日、八重咲の花は花弁がカオス状態で、まとまりが無く構図になりません。」

「写真上：　11月1日、その花に滴がついて朝日に反射すると光が屈折して幻想的な絵になります。」

「写真上：　10月16日、真上から撮ると、宇宙に浮いた花飾りになりました。」

「写真上と下：　11月1日、この花は後ろからの姿が最も美しく思います。」

「写真上：　10月17日、横から眺めるとこの様に白い毛で覆われていて、開花すると無くなってしまいます。」

「写真上と下：　10月30日、後姿を最も美しく見せるには、バックの彩をどうするか苦慮しました。」

花の後ろ姿まで目が行きませんでした。　後ろ姿も美しいですね。　大野さん、貴重な写真をありがとうございました。　次の作品もすでに届いておりますので、近い内に紹介させて頂きます。

本日の波瀬：　深夜５℃。　早朝はもう少し下がったものと思われます。　午前１０時で８℃。　雲の多い晴天でした。 午後１１時過ぎで１℃とかなり下がってきておりますが、あまり冷え込みが感じられません。

Peaceful Earth☆彡☆彡☆彡