「大野弘さんの山の日記 ー 迷岳」
本日のたよりは、『大野弘さんの山の日記』をお届けいたします。 写真をクリックされますと、大きなサイズでご覧頂けます。 大野さんのご案内です。 茶色の字が大野さんの文章です。
「桜が咲き始めて暫くすると、花散らしの雨が降り花を散らしてしまうのがこの季節の特徴でもあります。その雨も上がった晴れ間を縫って4月25日(木)庵の谷から新緑の大熊谷の頭から迷岳へ足を延ばしました。
冬の季節は、ダム湖から吹き上げる冷たい風による殯笛が特徴のこの山も、今日は優しい表情で迎えてくれました。所によっては夏日ともなるとの予報でしたが、少し冷たい風が吹く中の登山でした。しかし山歩きには汗ばむことも無く快適な一日で、お目当ての花には少し早かったのですが、芽吹いたばかりの新緑と、ミツバツツジが目を楽しませてくれ幸せ一杯の登山でした。 大野弘」
「写真上と下: 里では既に散ってしまったミツバツツジが迎えてくれました。新緑の中では一層艶やかに見えます。」
「写真上: 木々も芽吹いたばかりで優しい色をしています。」
「写真上と下: いち早く姿を現すのはバイケイソウで、やがて谷筋や尾根部までこの草で覆われてしまいます。」
「4月25日に迷い岳への登山は、目的のアケボノツツジには早く蕾の状態でしたので、庵の谷から大熊谷の頭までに目的のアケボノが数本見られるので、再度5月3日に開花を期待して出かけました。登り始めると先日は見られなかった山ツツジがほぼ満開状態でした。これは少し早まったようで、この花が終わり頃になるとアケボノツツジが観られるのですが、案の定辿り着いた目的の処には花はまだ3分咲き程度となっていました。
また、今年もシロヤシオは蕾も無くどうやら裏年の様で、家の前にあるシロヤシオも全く花は見られませんでしたので、この花は些か頑固と言うか勿体ぶるのか、ここ数年満開の状態を見たことはありません。とは言え、目に優しい淡い緑の新緑に囲まれての登山はお天気にも恵まれて極楽浄土の気分を堪能できました。 大野弘」
「写真上: 樹林帯の足元には今時顔をのぞかせるギンリョウソウが落ち葉の中からコーラスグループの如く春を謳歌していました。」
「写真上: 迷岳名物の風も無く穏やかなポカポカ陽気の穏やかな空でした。」
「写真上: 一番標高の低い所にある、このアケボノツツジはようやく3分咲きで、これより標高の高い所では花は見られず1週間後位に見頃を迎えると思われます。」
大野さん、貴重な写真をありがとうございました。 次回の波瀬日記もすでに届いております。 掲載が遅くなりまして、申し訳ございません。 波瀬日記も早めに紹介させて頂きます。 少々お待ち下さい。
本日の波瀬: 昨夜からの雨は早朝まででほぼ終わりました。 雨量はわずかでした。 その後も暗い曇天が続き、気温も低めの1日となりました。
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