「大野弘さんの波瀬日記 ー 夏へと繋ぐ花達」
本日は、『大野弘さんの波瀬日記』をお届けいたします。 写真をクリックされますと、大きなサイズでご覧頂けます。 大野さん、ご案内をお願い致します。 茶色の字が大野さんの説明文です。
「今年は春が過ぎても、気温が上がらず、朝晩は肌寒さを覚えるほどですが、本来はこの様な季節の移ろいが自然なのでしょう。従って、とても過ごしやすい日々を送る事が出来ています。この時期桜やツツジも終わり夏へと繋ぐ花達が見る事が出来、それらの花達を波瀬の郷に追ってみました。 大野弘」
「写真上: アザミは秋に見る花ですが、春に見る事が出来るのは『ノアザミ』です。優しい風に揺られた花を観察していると、ハナバチ達が盛んに蜜を求めて集まってきました。これはそのハナバチの中でもっとも小型 『キオビツヤハナバチ』かと思われます。体調は凡そ8mmと蚊等と見紛う程のサイズで、大型のマルハナバチがやってくると素早く退避していました。」
「写真上: この蜂は『ヒメハナバチ』かと思われます。今回初めて蜂をネットで調べてみたのですが、種類の多さを再認識しました。ハナバチだけでも30種以上と、昆虫の中でも最も多いかと思われます。昆虫は地球上でいち早く登場した生き物だと言われていますから、進化の過程で環境の変化に対応して増えていったのでしょう。」
「写真上: この花なんて言うか知ってるか? 「知らん」、、、「正解!!」、、、「エエッツ??」等と三文ダジャレによく出てくる花の名で、一度覚えたら忘れる事の無い花ですが、植生地を図鑑で調べると、主に山地となっています。しかしながら時折都会でも見られるのは、主に鉢植えされたものでお店でゲットした花でしょう。野生の花にしては美しさが際立っていて、人の手が入ったような花容をUPで撮ってみました。」
「写真上から3枚: 1910年に時の東京市長尾崎行雄氏が日米友好の印に3000本の桜を寄贈しました。そのお返しに日本に贈られてきたのがこの『ヤマボウ』」です。日本から送られた桜は今もワシントンのポトマック川河畔に見られ、多くのアメリカ人に花見を楽しんで貰っています。そうした110年昔の歴史を噛みしめながら、この『ヤマボウシ』を見ると感慨深いのを覚えますね。」
「写真上: ハハコグサとユキノシタが混在していました。三峰山緒で見るハハコグサは『ヤマハハコ』で色は白になりますがこれは黄色です。よく似た花で同じ黄色で『チチコグサ」が有ります。」
「写真上: 波瀬植物園にレッドデーター(絶滅危惧種)になっている、『ベニバナシャクヤク』が咲き始めました。今では自然界ではほとんど見る事が無く普通の『ヤマシャクヤク』ですらシカなどの食害でめったに見る事は無く、ましてやベニバナとなると尚更希少な花ですから普段見たことも無い方が多いと思います。波瀬植物園には凡そ30株以上が可憐な姿を見せてくれていました。」
大野さん、素敵な写真をありがとうございました。 次回のお便りも楽しみにお待ちしております。
本日の波瀬: 早朝はかなり冷え込み、寒さの中を出勤しました。 晴天から下り坂となり、夜になって本格的な雨となっております。
Peaceful Earth☆彡☆彡☆彡
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